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超長距離・高秘匿な衛星通信網構築に大きな一歩 情報通信研究機構(NICT)は7月11日、超小型衛星(SOCRATES)を使って、東京都小金井市にあるNICT光地上局との間で、光子一個一個のレベルで情報をやり取りする量子通信の実証実験に成功したことを発表した。 NICTによれば、超長距離・高秘匿な衛星通信網の構築に向けた大きな一歩となると、今回の実証実験成功を評価している。NICTは今回開発した衛星量子通信技術は、これまで多額の予算と大型衛星が必要だった衛星量子通信を、より低コストの軽量・小型衛星で実現することを可能するとしているほか、限られた電力で超長距離の通信が可能となることから、探査衛星との深宇宙光通信の高速化にも道を切り拓くものとしている。今後、更なる光子伝送の高速化と捕捉追尾技術の高精度化により、衛星・地上間での量子暗号の実現と最終的には衛星コンステレーション上での安全な鍵配送や大容量通信の実現を目指していきたいとしている。 ※画像=超小型衛星SOCRATESと光地上局の概要(提供:NICT)
by wingnews
| 2017-07-12 14:06
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