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新射場候補地・大樹町射場の優位性と課題は 北海道大樹町に新たなロケット射場を整備すれば、その道内経済波及効果は年間267億円にのぼる———。日本政策投資銀行北海道支店はこのほど、大樹町に新射場を整備した場合の経済波及効果を試算した。内閣府がまとめた宇宙産業ビジョン2030のなかにも、新しい射場を整備することを検討する文言が盛り込まれており、その動向が注目されている。北海道には、宇宙ベンチャーのインターステラ・テクノロジーズが拠点を構え、民間の手による新たな小型ロケットの開発を進めているところ。 日本政策投資銀行北海道支店は調査のなかで、30年以上に亘り宇宙産業誘致を進めている北海道大樹町を新射場候補地として、その優位性・課題を整理すると共に、同町に新射場を整備した場合の道内への経済波及効果を試算した。 ちなみに、大樹町は「大樹町多目的航空公園」のほか、防衛省エンジン試験場跡地を活用して、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や大学、民間企業が航空や宇宙関連の実験を実施している。昨今では、植松電機やインターステラテクノロジズがロケット打ち上げ実験やエンジン燃焼試験を実施しているほか、無人航空機実験、大気球などを活用した様々な実験が行われている。
by wingnews
| 2017-06-08 13:41
| WING DAILY
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