WING DAILY

• 三菱重工、民航エンジン事業を事業会社化の狙いは？
  [ 2014-08 -06 00:00 ]

　新会社で国際競争力強化、生産・技術・資本力強化へ

　三菱重工交通・輸送ドメイン民航エンジン部の島内克幸部長が本紙のインタビューのなかで、今年10月1日に設立する民間旅客機向けのエンジン部品を生産する事業会社について語り、「新会社設立に向けた準備会社を、去る7月1日に設立した」ことを明らかにした。この準備会社を通じて、10月の本設立に向けた準備態勢を整えていく。
　「専業の事業会社を設立することで、営業、設計、製造、修理まで一貫した会社とすることで、意思決定の迅速化を図る。それに加えて、生産能力拡充に向けた体制整備、さらには外部資金を導入しやすくするため、事業会社化することを決定した」ことを明かした。

　※写真＝インタビューに応えた島内克幸部長

　※写真＝MRJ搭載用のPW1200Gエンジンの最終組立場。7月2日に撮影

　※写真＝第5工場の内部。民間航空機用のエンジン専用工場は活況を呈している

WING DAILY 2014年08月06日号（水曜日）第3129号
＜HEADLINE NEWS＞------------------------------------------
★三菱重工、民航エンジン事業を事業会社化の狙いは？
　新会社で国際競争力強化、生産・技術・資本力強化へ　
　………新事業会社の主導権、あくまで三菱重工
　………研究開発や間接部門など三菱重工が支援
　………今後10年で事業全体の売上高が約3倍
　………Trentファミリー急成長、GTFエンジンも続く
　………MRJ搭載エンジン、名誘の最終組立開始まで“もう少し”
　………1ヵ月程度でライン構築可能、準備体制の整備は最終段階
　………V2500、今年度480−490台出荷へ
　………TrentXWB、Trent1000とともにランプアップ
　………高速レーザー加工機試験開始、燃焼器加工の世界一目指す
　………燃焼器穴あけレーザー加工、大幅に時間短縮
＜航空関連ニュース＞-----------------------------------------
★スカイマーク、成田撤退含めた不採算路線撤退を検討
　搭乗率伸び悩む成田線、A380導入頓挫で見直し対象か
　………他拠点も高い搭乗率とは言えず
　………A330による国際線には成田必要か
★太田国交相、カンボジアとマレーシアを訪問へ
　観光分野・航空分野の協力推進で意見交換
★航空輸送統計5月、国際旅客15.4％増でL/F72.3％
　韓国落ち込み顕著、国内旅客も4.5％増と順調
＜航空工業/宇宙関連ニュース＞------------------------------
★ジャムコ、パナソニックアビオと事業協力
　まずはシートとIFEで、その後は幅広く内装品で協力
★IHI第1四半期、為替損などで純利益減少
　航空・宇宙・防衛は売上横ばいも利益増
＜防衛関連ニュース＞-----------------------------------------
★陸自、ヤキマで米陸軍と実動訓練
　AH-1、10式戦車、中多ミサイルなど派米
＜海外エアラインニュース＞----------------------------------
★ユナイテッド、新潟・広島・岡山-グアム線運休へ
★デルタ、10月26日から成田-香港、中部-マニラ運休
★スターA、サンパウロに新ラウンジをオープン
★エアタヒチヌイ、特設サイトでタヒチ商品紹介
＜旅行関連ニュース＞-----------------------------------------
★米JPOP・アニメサイトがエクスペディアと提携
　日本ポップカルチャーファンの訪日旅行を喚起
★沖縄ツーリスト、「ケラマ諸島観光案内所」開設
＜組織・人事＞-----------------------------------------
★防衛省人事